2025年8月7日 巻頭言 無料公開

バベル51年の社歴-3
翻訳の定義は創立40数年後を境に、Knowledge(Wisdom)sharing, ‘智の共有’へと発展、進化していきました。地球上の未訳の本を発掘し、翻訳を通じて日本語化はもちろん多言語化して、その智を皆で享受する、翻訳をより立体的に定義し進化していきました。このタイミングで始めたのが知求翻訳図書館(Global Knowledge Garden)、バベルグループの翻訳者に協力をいただき、未訳の良書を発掘し、出版社に提案する翻訳出版支援事業です。はじめは、輸入、すなわち和訳を想定しての作品発掘でしたが、やがて日本の良書を発掘、世界中の出版社に提案する事業へと発展、今現在はこちらも力を入れていきたいと考えています。
そして、その先には、翻訳という言語変換を経ずに、自らの言葉で書いて考えを発表、続きを読む
2025年1月15日 【特別メッセージ】 無料公開

堀田都茂樹
‘翻訳’を超えて――既成概念にとらわれない
バベルは2024年に創立50周年を迎えました。この半世紀、私たちは、約500号発刊した月刊誌「翻訳の世界」、米国連邦政府の認証を受けて20年に亘り運営した米国翻訳大学院、これらの知的、人的蓄積を基に「知求翻訳図書館」を開設して、未訳の魅力的な作品を発掘し、出版社に提案、あるいは自ら翻訳出版をしてきました。その過程で、多くの翻訳者が自らの翻訳ドメインを見つけ、翻訳者としての使命やミッションを探求してきました。
そして、2025年――バベルは新たなステージへと踏み出します。翻訳者は単なる「翻訳」を超え、自ら見つけたドメインやミッションをもとに、自分の言葉で表現し、創作する「翻訳ライター(Trans-writer)」としてのキャリアを築く時代に移ります。
この新たなチャレンジのため、バベルグループは以下の3つの場とこれらを通じた様々な機会を提供します。
・新刊WEB雑誌『The Professional Writer』
・「読みやすい日本語を書くためのルール」講座・単行本
・「読みやすい日本語を書く検定」試験
ここで皆様に改めて問いかけます。
翻訳とライティングの距離、そして翻訳者とライターの関係性について共に考えてみませんか?
最新号目次
第2ルーム World News Insightー堀田都茂樹
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第1ルーム 世界の出版事情-各国のバベル出版リサーチャーより無料公開 ≫
第30ルーム 世界の出版業界ニュース無料公開 ≫
第2ルーム World News Insightー堀田都茂樹
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第30ルーム 世界の出版業界ニュース無料公開 ≫
1.出版業界誌から-村山有紀
-第15回海外の出版業界情報
AI要約時代へ:出版社は「読まれなくなる未来」にどう備えるべきか
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第31ルーム ライターズマーケットニュース無料公開 ≫
⒈欧米のライターズマーケット近況-村山有紀
第12回AIと共存したライティングキャリアの進め方
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