2025年8月22日 巻頭言 無料公開

バベル創立51周年を想う 翻訳からPlain English/Plain Japaneseへ ―バベル51年の必然と未来戦略
翻訳を国の基盤と捉える発想
バベルは創立当初から「翻訳立国」という理念を掲げ、翻訳を単なる技術ではなく言語政策の一環 と位置づけてきました。
- 翻訳文法の開発:語彙変換にとどまらず、論理・構造を整理する体系を構築。
- 翻訳専門誌『翻訳の世界』(約600号発刊):翻訳の理論・実務・文化を日本に広める役割を担う。
- 翻訳大学院(米国連邦政府認証):翻訳を学術的に教育する専門職大学院を創設。
- 機械翻訳、AI翻訳等、翻訳のサポート技術の開発
これらはすべて「言葉をどうすれば誤解なく伝えられるか」 という問いへの半世紀にわたる挑戦でした。
翻訳が示した核心:伝わる言葉とは何か続きを読む
2025年1月15日 【特別メッセージ】 無料公開

堀田都茂樹
‘翻訳’を超えて――既成概念にとらわれない
バベルは2024年に創立50周年を迎えました。この半世紀、私たちは、約500号発刊した月刊誌「翻訳の世界」、米国連邦政府の認証を受けて20年に亘り運営した米国翻訳大学院、これらの知的、人的蓄積を基に「知求翻訳図書館」を開設して、未訳の魅力的な作品を発掘し、出版社に提案、あるいは自ら翻訳出版をしてきました。その過程で、多くの翻訳者が自らの翻訳ドメインを見つけ、翻訳者としての使命やミッションを探求してきました。
そして、2025年――バベルは新たなステージへと踏み出します。翻訳者は単なる「翻訳」を超え、自ら見つけたドメインやミッションをもとに、自分の言葉で表現し、創作する「翻訳ライター(Trans-writer)」としてのキャリアを築く時代に移ります。
この新たなチャレンジのため、バベルグループは以下の3つの場とこれらを通じた様々な機会を提供します。
・新刊WEB雑誌『The Professional Writer』
・「読みやすい日本語を書くためのルール」講座・単行本
・「読みやすい日本語を書く検定」試験
ここで皆様に改めて問いかけます。
翻訳とライティングの距離、そして翻訳者とライターの関係性について共に考えてみませんか?
最新号目次
第2ルーム World News Insightー堀田都茂樹
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第30ルーム 世界の出版業界ニュース無料公開 ≫
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⒈欧米のライターズマーケット近況-村山有紀
第13回The Bee ― 労働者階級の作家の疎外に取り組むプロジェクト
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第2ルーム World News Insightー堀田都茂樹
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第1ルーム 世界の出版事情-各国のバベル出版リサーチャーより無料公開 ≫
第30ルーム 世界の出版業界ニュース無料公開 ≫
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第8ルーム 英文メディアで読む-前田高昭
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