2025年11月22日 巻頭言 無料公開

堀田都茂樹
創立51年、「古典創訳」への挑戦平な社会へ
バベルは創立51年を迎え、私たちの翻訳観も大きく進化してきました。
創業期は「翻訳=言語変換」、次に「翻訳=コミュニケーション」、そして近年は「翻訳=智の共有」へと深化しました。いま私たちは、さらに一歩進んだ第四期、人類が遺した古典の智を、現代に蘇らせる“創訳の時代、に入ろうとしています。
世界はグローバリズムの横軸から、歴史と伝統を見つめ直す縦軸の時代へと移行しています。この転換点でバベルがAIを活用し‘古典創訳’に挑むことは、人類の知的遺産を再び光の下に導く文化創造そのものです。その担い手こそ、私たちバベル・ピープルです。 別ページ
2025年1月15日 【特別メッセージ】 無料公開

堀田都茂樹
‘翻訳’を超えて――既成概念にとらわれない
バベルは2024年に創立50周年を迎えました。この半世紀、私たちは、約500号発刊した月刊誌「翻訳の世界」、米国連邦政府の認証を受けて20年に亘り運営した米国翻訳大学院、これらの知的、人的蓄積を基に「知求翻訳図書館」を開設して、未訳の魅力的な作品を発掘し、出版社に提案、あるいは自ら翻訳出版をしてきました。その過程で、多くの翻訳者が自らの翻訳ドメインを見つけ、翻訳者としての使命やミッションを探求してきました。
そして、2025年――バベルは新たなステージへと踏み出します。翻訳者は単なる「翻訳」を超え、自ら見つけたドメインやミッションをもとに、自分の言葉で表現し、創作する「翻訳ライター(Trans-writer)」としてのキャリアを築く時代に移ります。
この新たなチャレンジのため、バベルグループは以下の3つの場とこれらを通じた様々な機会を提供します。
・新刊WEB雑誌『The Professional Writer』
・「読みやすい日本語を書くためのルール」講座・単行本
・「読みやすい日本語を書く検定」試験
ここで皆様に改めて問いかけます。
翻訳とライティングの距離、そして翻訳者とライターの関係性について共に考えてみませんか?
最新号目次
第2ルーム World News Insightー堀田都茂樹
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