第18ルーム:翻訳技術の言語的基盤

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翻訳技術の言語的な基盤

成田一(はじめ) 講師プロフィール
大阪大学大学院言語文化研究科名誉教授。英日対照構造論・機械翻訳・言語教育/習得論専攻。大阪大学功績賞受賞。
著書『パソコン翻訳の世界』(講談社現代新書)、『日本人に相応しい英語教育』(松柏社)、編著『こうすれば使える機械翻訳』(バベルプレス)、『英語リフレッシュ講座』(大阪大学出版会)、共著『名詞』「現代の英文法6」(研究社)、『ことばは生きている』(人文書院)、『日本語の名詞修飾表現』(くろしお出版)、『翻訳辞典2002』(アルク)、『私のおすすめパソコンソフト』(岩波書店)、『英語教育徹底リフレッシュ』(開拓社)、『21世紀英語研究の諸相―言語と文化からの視点―』(開拓者)他。英文テキスト編注解説、論文・新聞(読売、朝日、日経など)・雑誌記事(『SPA!』(責任編著)、『週刊現代』、『英語教育』、『新英語教育』、『Professional English』、『The Professional Translator』、『Cat(cross and talk)』他)多数。英語教育総合学会会長。
第1回 どこまで翻訳できるか?
 今回から、「翻訳」をめぐる多様な問題を、言語学的な面から工学技術的な面にまで及ぶ、広範かつ多角的な視点から考察する長期連載を担当することとなった。翻訳は究極的には言語問題がその核心に存在する。このため、この連載においては、「言語と方言と外国語」、「言語差と教育方略と習熟度」、「英語教育における翻訳と訳読」、「機械翻訳の射程と精度」、「言語の対照研究と自然な翻訳」、「機械翻訳の歴史と未来」(仮題)など、多彩なテーマについて考察して行きたい。

第1回 どこまで翻訳できるか?

第2回 機械翻訳における言語処理Ⅰ

第3回 政治が歪める英語教育

第4回 日本人はなぜ英語が話せないか

第5回 言語獲得期と外国語習得

第6回 グローバリゼーションだから
英語が話せなければならないか?

第7回 「英語が使える」とはどういうことか

第8回 英語教育の目標はコミュニケーション能力を養うだけか

第9回「英語でする授業」の実態

第10回 早期英語教育で日本人は英語が使えるようになる 

第11回 多読・速読でどんな英語力が伸びるのか?

第12回 発音教育においては何を教えるか

第13回 英語の強勢リズムと等時性

第14回 激しく変容する英語の発音のメカニズム(1)

第15回 激しく変容する英語の発音のメカニズム(2)

第16回 音読と黙読の脳内処理と多読/速読による高速化

第17回 「英語で授業」から文法訳読への回帰(1)

第18回「英語で授業」から文法訳読への回帰(2)

第19回 「英語で授業」から文法訳読への回帰(3)

第20回「英語で授業」から文法訳読への回帰(4)

第21回 英語の習得と運用を阻む語彙と文法操作

第22回 みんなが英語を学ばなければならないのか

第23回 日本人の英語学習の動機

第24回 英語は日本人に過重な負担を強いる外国語

第25回 翻訳には言語差が大きく影響する

第26回 翻訳と通訳はどう違うのか?

第27回 翻訳と通訳の脳内処理

第28回 通訳の作業プロセス(1)

第29回 通訳の作業プロセス(2)

第30回 思考レベルを高める翻訳

第31回 日英欧ブリッジ翻訳

第32回 英語習得の臨界期と脳内処理

第33回 機械翻訳&音声翻訳の活用

第34回 機械翻訳のメカニズム

第35回 言語獲得の脳内メカニズム

第36回 日本の文芸翻訳論の歴史と一般翻訳

第37回 欧米の翻訳論の歴史

第38回 日本人と欧米人にとっての多言語教育

第39回自動翻訳の翻訳論

第40回 自動翻訳の文法処理能力

第41回 多言語翻訳の文法処理能力(1)英仏翻訳

第42回 多言語翻訳の文法処理能力(2)英独翻訳

第43回 日韓翻訳の実力

第44回 日韓翻訳の実力 その2

第45回 日中翻訳の実力

第46回 中日翻訳の実力 

第47回 日英自動翻訳の翻訳能力

第48回 多言語翻訳の文法処理能力(3)英露翻訳

第49回 機械の守備範囲と展開

第50回 翻訳者・通訳者と自動翻訳・通訳の守備範囲