第13ルーム:総合的な翻訳による英語教育

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総合的な翻訳による英語教育

成田一(はじめ) 講師プロフィール
大阪大学大学院言語文化研究科名誉教授。英日対照構造論・機械翻訳・言語教育/習得論専攻。大阪大学功績賞受賞。
著書『パソコン翻訳の世界』(講談社現代新書)、『日本人に相応しい英語教育』(松柏社)、編著『こうすれば使える機械翻訳』(バベルプレス)、『英語リフレッシュ講座』(大阪大学出版会)、共著『名詞』「現代の英文法6」(研究社)、『ことばは生きている』(人文書院)、『日本語の名詞修飾表現』(くろしお出版)、『翻訳辞典2002』(アルク)、『私のおすすめパソコンソフト』(岩波書店)、『英語教育徹底リフレッシュ』(開拓社)、『21世紀英語研究の諸相―言語と文化からの視点―』(開拓者)他。英文テキスト編注解説、論文・新聞(読売、朝日、日経など)・雑誌記事(『SPA!』(責任編著)、『週刊現代』、『英語教育』、『新英語教育』、『Professional English』、『The Professional Translator』、『Cat(cross and talk)』他)多数。英語教育総合学会会長。
第1回 日本人に相応しい英語教育より
英文法は「英語を使う仕組み」である。これを軽視しては英語が使えない。「訳読」は英文を生徒に和訳させることに留まると考えられがちだが、実は生徒が英文を理解しているかどうかの確認に欠かせない教授技法だ。「訳読」においては、生徒の和訳の後で、教師が英文の構造や語彙説明の上で英文に対応する「直訳」を示し、次に「意訳」を示し、更に日英表現の対照を踏まえて「日本語として自然な訳」を提示する。そうした「段階的な翻訳」を行なう翻訳訓練なのである。

第50回 リモート教育と自動翻訳時代の英語教育

第49回 コロナ禍によるパラダイムシフト

第48回 日本人が英語を学ぶ意味

第47回 会話フレーズと習得目標の選択

第46回 言語差を踏まえた外国語教育

第45回 翻訳できない「軽症」「中等症」「重症」

第44回 生産性が高いから「きらきらネーム」

第43回 若者言葉と世相を映す新語

第42回 学習の機会と選択

第41回 コミュニケーション力の育成

第40回 『名訳と誤訳』の内容 -  直訳と意訳を再考

第39回 コミュニケーションの齟齬
- 英語短縮語の多用による危険性

第38回 プロはどのように翻訳しているか

第37回 政治的意図による翻訳通訳
              ー感染者を増やした日本の欠陥対策

第36回 機械翻訳の現状

第35回 英語のコミュニケーションとは?

第34回 外国語の訳語と過剰使用

第33回 外国語の獲得とメンタリティー

第32回 翻訳の効用と技量

第31回 多読の効用と限界

第30回 公用語と地域英語

第29回 翻訳と通訳はどう違うのか?

第28回

第27回

第26回

第25回 アクティブ・ラーニング

第24回 語彙力

第23回 日英翻訳における日本語の問題

第22回 日本の英語教育をどうするか―民間試験活用の誤謬―

第21回 会話試験が必要か、英語教育がどこまで必要か

第20回 英語民間試験の成績活用の問題点-2

第19回 英語教育行政と英語民間試験の成績活用の問題点

第18回 音読と語彙・文法アクセスの自動化

第17回 英語の発音のエッセンスと音質のダイナミックな変容-2

第16回 英語の発音のエッセンスと音質のダイナミックな変容

第15回 音読や黙読による語彙・文法アクセスの自動化

第14回 英文読解で固めた基盤能力を踏まえた多読・速読

第13回 英語教育に機械翻訳が利用できるのではないか

第12回 言語教育エキスポ:AIや翻訳機が進化したら外国語教育は?

第11回 日英Google翻訳の検証

第10回 自動翻訳の検証

第9回 翻訳ソフトにおける語意選択

第8回 文の埋め込み

第7回 第5文型が持つ特殊性

第6回 英語のコアとなる主要構造

第5回 「自然な日本語訳」とは何か

第4回 言語分析的に捉えた訳読指導過程

第3回 文法訳読に対する誤解?

第2回 「文法訳読」の功績

第1回 日本人に相応しい英語教育