NEW! 投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話25 ウォルドーフ・アストリアその1 2026年8月21日 1970年代に米国に駐在したことは、本シリーズ23話、「アメリカン」で触れたとおりです。在勤したのはニューヨーク市マンハッタン区内のオフィスで、70年1月初めから76年6月末までの6年半ほどでした。この間、米国では様々な歴史的事件や社会的変化が起きました。身近なところから振り返ると、70年初めのころのニューヨークは治安... M管理人
投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話24 「でも苦しい」 2026年8月7日 戦後、米国は日本に民主主義という思想や制度を定着させました。民主主義の下で現人神だった天皇陛下は人間宣言を発布され、国民も主権を取り戻しました。しかし、一般庶民は生活が困窮し、特に飢えに苦しめられていました。民主主義は英語でいうとデモクラシーです。当時の庶民は、これを「でも苦しい」と読み替えて、気分を晴らしていました。... M管理人
投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話23 アメリカン 2026年7月22日 初めて米国を訪れたのは1960年代後半のことでした。本シリーズ17話「ラヴィニアの魔術師」で触れたとおり、学生の身分としてでした。その後、70年代に6年半ほど家族同伴でニューヨークに在勤しました。80年代から90年代にかけては、仕事でよく出張しました。出張先は東海岸のニューヨークやボストン、あるいは西海岸のロスアンジェ... M管理人
投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話22 満艦飾 2026年7月7日 うっとうしい梅雨の時期に時折、太陽が顔を見せることがあります。昔は、その時を待っていたとばかりに物干し竿に洗濯物が並んだものでした。その有様を人々は満艦飾と呼んでいました。しかし、ネット検索すると、そういう意味での満艦飾はもはや死語になりつつあるとあります。満艦飾とは、もともと軍艦が祝祭日などのおめでたい日に、祝意を表... M管理人
投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話21 ミニスカート 2026年6月22日 1990年代に合弁事業の仕事で中国へよく出張しました。当時、中国は経済大躍進の出発点に立っていました。70年代の終わり頃から最高指導者、鄧小平の下で改革開放政策を進め、1989年6月の天安門事件を経て共産党支配体制が固まり、1992年からは社会主義市場経済の名の下で経済の資本主義化をスタートさせていました。90年代から... M管理人
投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話20 点と粒 2026年6月8日 翻訳の勉強を始めた頃、翻訳は二つの「文」を案内役として進めば困ることはないと教えていただいことがあります。二つの「文」とは、文法と文脈です。しかし、二つの「文」だけでは、どうにもならず四苦八苦したものですが、文法と文脈が基本であることは間違いありません。特に適切な訳語を選択するに際しては、前後の文脈が重要な役割を果た... M管理人
投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話19 ピーナッツ 2026年5月22日 1980年代の後半、韓国のソウルに駐在していました。そこで本業の他にソウル日本商工会議所の仕事を仰せつかり、走り回っていました。仕事とは、会員の学習に役立つような講演会を定期的に開催することでした。そのために、韓国各界から然るべき人材を探し出して講師をお願いすることが最も重要な任務でした。その日、ソウル近郊にある米軍基... M管理人
投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話18 ボウフラ 2026年5月7日 私が小学3年生の頃、終戦を迎えました。戦争が終わるまでの数年間を思い返すと、戦時下の生活には、いろいろな不便がありました。例えば、灯火管制です。敵機の標的にならないように夜間、光を外に漏らさないようにする規則です。そのため我が家でも、電灯のまわりを黒い布で囲んだり、窓ガラスをペンキで真っ黒に塗ったりして、光が外に漏れな... M管理人
投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話17 ラヴィニアの魔術師 2026年4月22日 2024年2月、世界的指揮者、小澤征爾氏が亡くなりました。このカリスマ的指揮者と一度、夢の中で遭遇したような接点を持ったことがありました。1960年代中頃のことです。この年、初めて米国を訪れました。日米親善団体が日本の学生を対象にして企画した全米横断旅行に参加したのです。すでに社会人になっていましたが、学生気分が抜けき... M管理人
投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話16 花一輪 2026年4月7日 ふと思い立って、桜を見に行こう、ついでに温泉にも入ろうと計画を立てました。時あたかも春らんまんとなる3月初旬のことです。老妻も賛成してくれて二人で計画を立て、数日後、早速一泊二日の小旅行に出かけました。その日、小さな旅行用キャリーバッグをごろごろひきながら表通りに出ました。午前中ながらすでに人の数はかなり多い。車の数も... M管理人