NEW! 投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話5 カミソリの刃 2025年10月29日 カミソリは「剃刀」と書きますが、ネット検索してみると、語源は「髪剃り」にあるという。出家の際に髪を剃るための仏教の法具として使用されていたためとのこと。幼い頃から、そのナイフのような形をしたカミソリをみると、体に震えを覚えるような一種の恐怖感に駆られることがありました。振りかざして切り付けると、喉を切り裂き、血管を切断... M管理人
NEW! 投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話4 疎開 2025年10月22日 戦時中、米軍の空襲や爆撃から逃れるために、都市に住む人々、とりわけ学童や女性が一時的に地方へ移り住みました。いわゆる疎開です。私も母と兄姉妹と共に父の故郷である寒村で避難生活を送ったことがあります。親しくしていた友人らとの別れは寂しかったが、その多くも別な場所に疎開していました。移住先で新しい友達と会えるかもしれないと... M管理人
NEW! 投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話3 機銃掃射 2025年10月15日 私は昔から映画が好きでした。邦画もよく見ましたが、洋画が好みでした。洋画で耳にする異国の言葉が、翻訳への関心を呼び起こしたとも言えるかもしれません。幼い頃、お手伝いの婆が近所の映画館に連れて行ってくれたのが映画との最初の出会いでした。映画が活動写真と呼ばれる無声映画の時代で、扇子を手にした活動弁士が活動写真の傍らで朗々... M管理人
NEW! 投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話2 コロラドの月 2025年10月8日 翻訳は外国語の文書の解釈に追われる日々で、話ことばに接する機会はあまりありません。私の場合、その外国語は英語ですが、それでも会話をやりとりする機会は多くなく、時折、生きた英語に接したいと思うことがあります。ところが、その機会に最近恵まれたのです。私は若い時から旅が好きでした。気の置けない仲間との旅行は勿論、夜行列車で一... M管理人
NEW! 投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話1 カナリア 2025年10月1日 翻訳の合間に一息ついて書き綴った小品です。翻訳現場での体験に基づくエッセイ、一口噺といえるかもしれません。お仕事の合間に気軽にお読みいただければと思います。 内容は、今の平安な生活に感謝する平和賛歌です。平和な日本と平安な日常は、先の大戦における幾多の人々の尊い犠牲の上に成り立っているとの実感が根本にあります。従って平... M管理人