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野球の神様は、勝者だけに微笑まない 

WEB TPT  2026年10月22日 401号 巻頭言                                                                                                                                                  野球の神様は、勝者だけに微笑まない                                            ―大谷翔平とドジャースの敗北が教えるもの―
バベル ・グループ代 表 堀田都茂樹                                                        

2026年秋、ワールドシリーズ3連覇を目指したドジャースが、ブルワーズに4連敗を喫した。前年は同じ相手に4連勝。勝者と敗者が入れ替わる、野球の非情さを象徴する結末であった。
故障を抱えた大谷翔平は、最終戦で3ラン本塁打を放った。しかし、その一打も勝利には届かなかった。
現代野球は、科学とデータ、巨額の資金によって進化した。それでも勝利は保証されない。そこに野球の奥深さがある。
勝つことは素晴らしい。しかし、勝つことだけが野球の価値ではない。全力を尽くしても敗れる。その悔しさを受け止め、原因を学び、再び挑戦する。そこに人間の成長がある。
そして、敗者の悔しさが、次の勝者を生むこともある。
野球の神様は、勝利の方程式を教えてはくれない。むしろ、どれほど準備しても結果を支配できないという人生の真実を教えてくれる。
勝利を目指す情熱と、敗北から立ち上がる勇気。その両方にこそ、野球の美しさがあると思う(僭越ながら硬式野球から社会人野球まで約40年の私の経験で想う)。

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