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WEB TPT  2023年6月7日320号 巻頭言                      公共性の大切さを                               バベル ・グループ 代 表  湯浅 美代子

 風薫る五月も、アッと言う間に過ぎていった感じがするのは、やはり、年齢の所為でしょうか? いいえ、そうだとばかりは言えません。
 環境の変化に敏感に反応している❗️と、言えるのでしょうか? それとも、すっかり慣れっこになってしまい、季節感も余り感じなくなってしまった! さぁ、今のあなたは、どちらのタイプだと思われますか?

 この、四季折々の季節感と言う感覚は、ある意味、日本特有の感じ方で、それが日本人の生活感覚とか、自然との付き合い方に表わされて来ました。

 それらが例えば俳句とか、短歌とか、日本特有の文化、文学を形成してきたわけですし、日本人の生き方、生き様,暮らし方にも表現されて来たと言えますね。

 このところ、取り分け、六本木や赤阪周辺では、ひとり、ふたりの通行と言うより、十人以上の団体、グループがワイワイ話しながら道を占領して歩いて来るのに出くわす事が多くなり、これは一体、何何で,こんなに集団で、道を占領しているのよ‼️と、つい、叫びたくなってしまいました。

 この様な、狭い道幅の道路を平気で占領して、ワイワイ、ガヤガヤと大声で談笑しながら闊歩してくる集団を見たら、あなたはどんなふうに思いますか?

 私は、つい、一緒に散歩中の犬の引き綱を引き寄せて、吠えて飛びかからない様に抑えていました‼️ 普段の生活の中では、今迄は、滅多にお目に掛かる事の無い体験だったので、思わず、唸り声を上げ始めた犬の引き綱を引っ張り寄せていたのです‼️(^^)

 まさか、何時も通っている赤阪のメインストリートを、十数人以上と思われる背の高い男女の集団が、道幅一杯に広がってやって来るとは❗️❗️
 何とも言い様の無い不安感と言うか、怒りと言うか、が込み上げて来たのでした。それで、本稿、巻頭言に書かせて頂きました。
今回、申し上げたい事は、何と言っても、社会通念の違いが酷すぎる‼️と、言う事です。

 公共の場である道路を自分達だけで占領してしまう!と言う社会通念に怒りを感じました。
 勿論、場合によっては起きる事が有るかもしれませんが、しかし、他の方々の邪魔になっている事が分かれば、直ぐに中止して、他の方々に謝る事が必要ですし、日本人なら常識❗️だと思うのは、私が古い価値観なのかもしれませんが、やはり、これは譲れません。何故なら、公私の区別をつけるのは、とても大事な社会的センスだからです。

 自我意識を広げ過ぎず、公共性の大切さを社会通念として、子供達に教えるだけで無く、日頃の生活感覚の中に馴染ませ、自分自身の内側に築いておくことが大事だと思った次第です。

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