「JTA News & Topics 」 第193回
今回は、2024年9月27日に実施しました「本当に長続きする多言語独習法」セミナー(主催:バベルユニバーシティ、後援:一般社団法人 日本翻訳協会)受講者の吉田ひろみさんよりセミナーレポートを投稿いただきましたので掲載をしています。
情報提供:一般社団法人 日本翻訳協会 (Japan Translation Association 略してJTA) https://www.jta-net.or.jp/
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「本当に長続きする多言語独習法」セミナー
― 多言語を学べば楽しみが増える―
●レポーター :吉田 ひろみ
バベル翻訳専門職大学院在籍中 米国ハワイ州在住。国際企業でフルタイム勤務の傍ら、子育てと学業の両立に奔走中。
勇んで始めても挫折しがちなのが外国語学習。よほど強いモチベーションがない限り継続は難しいもの。11年間、勉強を休んだ日は1日もなく、独・仏・西・ 伊・中の5言語を独習し、各種資格試験にチャレンジし続け、原書で小説を愉しめるようにまでなられたマルチリンガルな宮崎講師(大学講師、英会話講師、産業翻訳家、作家・翻訳家)の体験談。
大学で第二外国語として履修していなくても、ネイティブの知人・ 友人がいなくても、外国語学校に通わなくても、まったくゼロからスタートしても、スタートするのが中高年以降でも、完全に1人だけで学び続けることができる秘伝、多言語を学べば人生が何倍も愉しくなるというお話です。
世界には数千の言語があるが、その多くは、いずれかの語族・語派・語群に属する。
日本語は日本語と琉球語しかもたない「日流語族」の1つであり、独特な言語である。
世界の言語は、母国語話者数、公用語話者数、言語のもつ影響力など 様々な観点から見ることができる。
無理な目標を設定せず、愉しみながら、単語だけはコツコツやる。
多言語学習の魅力とは、人生の楽しみが増え、人生が豊かになること、多言語学習により、真実を見る目が養われる。白黒だけでしか見ることができなかったものが、白黒でもカラーでも見ることができるようになる、このご説明はとてもわかりやすく、その通りだと思いました。また、母国語が進歩する、集中力が高まる、アルツハイマー病や認知症の予防になる、数学のスキルが向上する、あらゆる学習が速くなる、創造性が豊かになり、脳が活性化される、母国語と他言語のリスニング時の脳血流量相対値に大きな違いがあるなど、興味深い内容でした。
子供との日常生活のなかで、気づいたことですが、そういえば、色々な言語に切り替えながら好きな映画等を観ており、突然、英語から中国語、スペイン語、フランス語など多言語放送の音声が聞こえてきます。またそれを、そっくりそのままの発音で話している姿にビックリすることがあります。子供曰く、全く抵抗なく楽しんでいるそうです。まさに、講師の仰る事を体現している自然体の子供の姿に驚きながら感心しています。
色々なことに興味津々な子供が、自分自身のアイデンティティーについて知りたがり、DNAホームキットをオーダーして欲しいとの事。多国籍な環境で育っているせいなのか、すでに自分自身のアイデンティティーについて考えているなんて驚きました。ゲーム感覚で一緒に試してみたのですが、全く想像してなかった結果が出て大変驚きました。そこから、自分と家族のルーツ、世代を遡り国境を超えた民族や言語、語族、語派、語群について色々と調べました。グランパ、グランマ、どちらの家系にこの民族の人がいたの?何世代前の人なんだろう?昔、どうやって海を渡ってきたのだろう?日本語との繋がりは?等々、様々な質問が再燃し、セミナー受講後、子供と一緒に考えながらさらにリサーチが始まりました。2つのキットを試しましたが、微妙に異なる結果が出たことも興味深く、別のキットを試してその結果も比較してみたいので、またオーダーして欲しいというリクエスト。想像力豊かな子供から学びながら、共に世界観が広がっています。
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●●セミナーのご案内●●
*ZOOM(オンライン)で受講できます。
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●ZOOM オンラインセミナー●
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●「スコットランド旅行と翻訳体験から学ぶ私たちの大切なもの」セミナー
― ルーツを守る旅 ―
アメリカ、カナダでの留学や結婚体験と昨年、家族のルーツを探る スコットランドやイギリスでの旅行、バベルでの翻訳出版体験と授業の講師の経験を踏まえて、私たちの文化的な立ち位置を考えようと思います。
<セミナー目次(内容)>
1.アメリカやカナダでのルーツ探り事情 2. あなたも知っている?スコットランドのクラン (見た目、音楽、ダンスなどーハリー・ポッターの話は出ませんので、 期待しないでくださいね。) 3.当てることができますか? クランたちはどこへ行ったのか? 4.なぜ?そんなところへ? 5.スコットランド語話せますか? 6.ちょっと待って、日本の歴史と比べると。。。よくも悪くも、日本ってね。 7.これからやってみたらどうかなと思うこと?
●講師:田尻 宇成 (たじり たかなり)
・上智大学文学部心理学科を卒業後、映像の勉強をしに、ボストン大やUCLAなどに所属する。修士をとった後、一時帰国。
・その後、米国カリフォルニア州にあるトランスパーソナル心理学大学研究所(Institute of Transpersonal Psychology: ITP) で学ぶ。
・日本人でただ一人のトランスパーソナル心理学博士。ボブ・フレイジャー、チャールズ・タート、ジェレミー・テイラー、アーサー・ヘイスティング、スタンリー・クリップナー博士などの、トランスパーソナル系の学者たちと交流がある。
・現在、興味のあることは、エドガー・ケイシーなどの卓越した能力の持ち主と無名である私たち人間の能力の関連性、自然に秘められた情報とスピリットの関係性、トランスパーソナル心理学の技法をつかったカウンセリングを行ったり、教えている。
・専門は、スピリチャルガイダンス(ITP認定)、ドリームワーク、ヒプノシス、タッピング等。
・元日本トランスパーソナル学会理事
・有限会社イッセイホームズ取締役
・宅地建物取引士
●セミナー日程: 2025年5月23日(金)15時~16時30分(日本時間)
●申込締切 : 2025年5月20日(火)(日本時間)
◆セミナーの詳細・お申込みはこちらまで↓
https://www.jta-net.or.jp/seminar_250523.html
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●●翻訳試験のご案内●●
*試験は全てインターネット受験ですからご自宅での受験となります。
●●実施日:2025年5月17日(土)(日本時間)
●●締切:2025年5月13日(火)(日本時間)
◆《出版翻訳能力検定試験》
1) 第48回 絵本翻訳能力検定試験(英日)
2) 第45回 スピリチュアル翻訳能力検定試験(英日)
https://www.jta-net.or.jp/about_publication_exam.html
◆《ビジネス翻訳能力検定試験》
1) 第7回〔日英〕リーガル翻訳能力検定試験
2) 第7回〔日英〕医学・薬学翻訳能力検定試験
https://www.jta-net.or.jp/about_business_exam-2.html
◆第56回 翻訳プロジェクト・マネージャー資格基礎試験
https://www.jta-net.or.jp/about_pro_exam_tpm.html
◆《中国語翻訳能力検定試験》
1) 第46回 中日ビジネス一般翻訳能力検定試験
2) 第46回 日中ビジネス一般翻訳能力検定試験
3) 第46回 中国語リーガル翻訳能力検定試験
https://www.jta-net.or.jp/about_chinese_translation_exam.html
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情報提供 : 一般社団法人 日本翻訳協会 (Japan Translation Association 略してJTA)
●一般社団法人 日本翻訳協会● https://www.jta-net.or.jp/
・設立:1986年10月
・Mission:「翻訳に対する社会の認識を高めること及び翻訳に関する技術及び知識を増進することによって翻訳の水準を高めること並びに翻訳者を支援してその自立を促進することを通じて、世界の文化交流及び産業経済の発展に寄与することを目的とする。」
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