WEB TPT 2024年3月22日 339号 巻頭言 【既成概念に捉われない】ということ バベル ・グループ 代 表 湯浅 美代子
今、丁度、午前0時を1秒過ぎたところですが、こんな時間、皆様、如何お過ごしでしょうか? もう既にお布団に入って、寝息を立てておいでの方も多いかもしれませんね❣️
私は、昔から夜更かしが好きで、本を読んだり、ちょっと空腹感を感じて、冷蔵庫を開けているタイミングだったりしますが、この時間帯は自分自身の生感覚を感じる、大事な時間帯です。
三、四才の頃から本を読むのが好きで、勿論絵本なのですが、買ってもらった絵本を周りの大人に読んで聞かせるのでした(笑)。 今でも覚えている文章は『とんだ、とんだふうせんさん!』と言うフレーズです❣️ 自然現象を自分の言葉でどう表現すれば良いか?と言う事の発見、初体験と思います。
人間と言うのは、初体験❣️にかなり重要な印象を抱く習性が有りますね。 それが、二回目、三回目と成るにつれて印象が薄れていき、単に体験するだけになってしまいます。単に時間をかけているだけ、いわゆる暇潰しの様な気分になってしまい、そこには新発見の喜びや楽しみを感じ無くなってしまいます。食べ物と同様に、新鮮さが大事なのですね❣️
そんな訳で❣️ つい、月日の経つのは、本当に早いものだなぁ❗️と、感慨深く思います。私は、1947年に生まれて、今 2023年の12月末には、75歳から76歳への半ばを過ぎたところに居るわけですが、この間の様々な体験、様々な見聞など思い返すに連れて、その当時には分からなかった事柄の意味や、当時、何故それらを体験しなければならなかったのか!など、これまでの感じ方とは、又違う事情などが浮かび上がってきました❣️
やはり実際に体験する事、それを深く思考するだけで無く、体感をも重ねてみる事が、本当に大事なのだと実感します。
何故なら、外から見える事柄と、内側で起きている働きとは、又違う機能であり、働きだからなのですね❣️
私達人間は、自分自身の身体機能であっても、自分が実感している感じ、感覚を、他者― それが医者であっても― 実際に今体感している当人自身の実感とは、又違う感覚でしか表現できないのです。
実にそれが【言葉→コトバ】なのです! この【 言葉 →コトバ 】を普段、何気なく意識せずに使っている訳ですから、これが原因で【互い口違いに】噛み合わなくなったり、言い争いになったりするかもしれませんね! そう言う状態になると、理解し合おうと言う気分、状況では無くなって、嫌悪感に支配されてしまいます。
と、そんな事を考えていたら、言葉も、両面があるから、相手の心、想いを傷付ける刃でもあり、相手を労い、相手を愛おしむ愛情表現とも成ることを実感しました。
この様な道理を、勿論誰もが日頃から理解しているハズなのに、フトシタハズミニ、口喧嘩になってしまう‼️と言う事は、気分、態度と言うものは、そのように、揺れ動く物だから、それに捉われない事が必要なんですね。
長くなってしまいましたが、そんな訳で【 既成概念に捉われない 】と言うメッセージは、この様な日頃の体験、経験から出てきた信念となったのです❣️
ではまた。