WEB TPT  2026年5月7日 390号 巻頭言                                                                                                                                                   日本を世界へ解き放つ「Plain Japanese」戦略
バベル ・グループ代 表 堀田都茂樹                                                        

 英語がリンガフランカとなった背景には、非ネイティブの運用を前提とした「プレイン・イングリッシュ」の思想がある。バベルは、この進化を日本語にも適用すべきだと確信している。

 今、日本語は「情報の非対称性」「多文化共生」「AI時代への適合」という三つの壁に直面している。これらを打破するのが、論理的言語運用に基づいた「プレイン・ジャパニーズ」だ。これは情緒を否定するものではなく、実務・公共における「機能の日本語」として、社会の透明性とDXを加速させるインフラである。

 日本が国際社会で優位に立つには、外へ放つ英語と、世界を受け入れる日本語の二重戦略が不可欠だ。日本翻訳協会が展開する「プレイン・イングリッシュ検定」「読みやすい日本語検定」、そして新たに始動する「読ませる日本語検定」を通じ、言葉の力で日本を再編集し、世界をリードする未来を切り拓きたい。

バベル翻訳専門職大学院 元副学長 堀田都茂樹

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