WEB TPT 2025年7月7日 370号 巻頭言 バベル51年の社歴 バベル ・グループ代 表 湯浅 美代子
今回からバベル51年の社歴を振り返っていきたいと思います。細かいところは記憶も定かではありませんが、51年の流れはつかめていると思います。実は、この51年、バベルの事業領域の定義は3回変わってきています。それに伴い、ビジネスの方向性も、10年、20年単位で大きく変化してきました。
‘翻訳’という事業をどう定義するかです。事業をスタートした当時は、翻訳は‘語彙変換’と考え、スムーズに、的確に語彙変換をするにはどうしたらよいか、そんな視点で翻訳のルール、‘翻訳文法’を創り、世に翻訳教育プログラムとして提供してきました。翻訳を同時通訳的に考えていた方々は目から鱗の観は否めなかったかと思います。
当時、視野に入り始めたのが機械翻訳、翻訳文法との接点を考えていくのが当時のテーマでした。今や、AI時代に入り、ニューロコンピューティング以降の時代では機械翻訳の考え方が様変わり、今のAI,第四次産業革命に突入します。
翻訳の第一次定義から、次回は第二次定義を振り返ることにします。
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