WEB TPT 2024年5月7日 342号 巻頭言 知識と現実体験の違い また現実体験それぞれの感じ方の違い(理解度、見え方、見る方向、その時の感じ方) バベル ・グループ 代 表 湯浅 美代子
多分、日本人の皆さんは、《日本列島》はどんな形をしていて、四方を海に囲まれている島国である❗️と、ご存知だと思います。
しかし、それは本当でしょうか? 地図で見たからとか、教科書にそう書いてあったからとか、そのように言われてきたからとかと言うような理由ではないでしょうか?
飛行機から見ても雲が邪魔したりして、全体を見通すのは難しいですね。私も飛行機から、何回か見下ろしましたが、やはり、雲がかかっていたりして、一部は見た記憶が有りますが、全体を見た事は無いのです。そんな訳でやはり、何とか地図の様な美しい🗾日本列島の全体像を見てみたい❗️と、思います。今迄、私の抱いてきた日本列島のイメージは、地図やその他に描かれた日本列島の形なのですが、地図の形を見るにつけ、とても美しい形をしている様に思うからです。
この様に、海に囲まれて浮かぶ日本列島🗾は、国旗🇯🇵の日の丸と同じく、日本を象徴する姿であり、日本列島のイメージと《日本精神》が、とても美しい調和を描き出していると感じます。
《名は体を表す》 と言いますが、日本が日の丸🇯🇵を国旗としている事と、欧米列強諸国がアジア、アフリカ地域を侵略の対象として来た歴史を振り返ると、《太陽の様に、分け隔てなく照らし出す存在の大切さ》が感じられます。
現代であっても、日本人としての国籍を持っていても、日本列島の姿を直接観る事はちょっと難しいですね。直ぐ思い浮かぶのは飛行機で移動の時窓から見る、と、言う事ですが、その範囲は限られており、雲が邪魔をしていたりします。この様に私達は、自分が住む日本列島の実際の全体像を見たことがないのです。
アジア大陸や、南北アメリカ大陸、アフリカ大陸等々、地球上に展開された広大な地域の実像は見ることは出来ませんね。地図に描き出された図面上のイメージしか、見ることは出来ないからです❗️
残念ながら、部分的に見て全体的にイメージするか、縮小された図面を見てイメージするしかありません❗️
以上、述べた日本列島の例は、知識、常識としては知っているけれど、実際には観たり体験したりしてはいない事の事例です。
勿論、測量士の方々や、航空機の機関士、操縦士、接客業務のスチュワデスの方々には、見慣れたケースかと思いますが、ここで私が言いたい事は、常識として知っているからと言って、真にその事を体験として知っていると言えるだろうか?と、言う事です。
このように、知識と現実体験には大きな違いがある、と言う事を自覚して理解することが必要だと感じます。
私達は、直接接触して感じ取る事と、想像して描き出したイメージを色々組み合わせて、理解、認識をして判断していると言えます。
つまり、同じ現場を見ても、それぞれの感じ方、理解度、見え方、見る方向、その時の感じ方によって、全く違った見え方、見方をしている、と言えます。 ですから、当然❗️とか、当たり前‼️とか、常識❗️とか、簡単には言えないのです‼️ この様な違いにも、想いを行きとどかせる事が出来る様になれば、世の中には争いが少なくなるでしょうし、互いに違いを理解し合って行けば、相手を許し、平和な日常が過ごせるようになるでしょう。
平和の日々を願うのであれば、《真の敵は自分自身=《エゴ》であった!と気づく事ですね。そうして、その時にこそ、安らかな平和が訪れるのでしょう。 一日も早く、そうなりたいものです❣️