諫早佳子(いさはやよしこ)

【 Professional Translators’ Profile 】諫早佳子(いさはやよしこ)

1-1.翻訳実績〈英→日〉
訳書

  • 雑誌『科学朝日』連載エッセイ『黒姫の森から』C. W. ニコル著(朝日新聞社)
  • 『グッドフード、グレートビジネス!』スージー・ワイシャク著(徳間書店)
  • 『すべての不調をなくしたければ除菌はやめなさい』ジョシュ・アックス著、藤田紘一郎(監訳)(文響社)

監訳書

  • 『ゾンビの黙示録―その20年後』リー・イメリック著(バベルプレス)
  • 『スカイ島の少女』(上)、(下) J・アハーン著(バベルプレス)

その他

  • 「科学技術政策」(財団法人・未来工学研究所)
  • 「英日特許翻訳」JAPIO

1-2.翻訳実績〈日→英〉

訳書

  • “Digital TV-ISDB-T: The origin, R&D and Growth” Osamu Yamada, Fernando Bittencourt(著) (バベルプレス)

その他

  • 「日英特許翻訳」 JAPIO
  • 米国人役員向け会議資料翻訳

2. 翻訳教授歴、職務履歴
【職務履歴】

  • 会議資料翻訳などの実務(いすゞ自動車株式会社)
  • 高校英語通信添削指導(Z会)

【バベル翻訳教授歴】

  • バベル翻訳専門職大学院 学習カウンセラー
  • バベル翻訳専門職大学院 「翻訳英文法 基本ルール」インストラクター
  • バベル翻訳専門職大学院 修了作品指導
  • バベル 翻訳ワークショップ 翻訳指導、監訳

 

3.ブログ、執筆原稿
なし

 

4.インタビュー(Q&A形式)

Q1. 翻訳という仕事に就いたきっかけは?

A1. 高校時代から英語は得意科目で、しかもアメリカ西海岸のロックバンドが大好き、アメリカの文化も知りたくて大学では英語を専門に学びました。そして子供のころから好きだったミステリーやホラー小説を原書で読めるようになり、まだ日本語に訳されていない本を訳し、自分の名前の訳書を出したいと思ったのが翻訳を学び始めたきっかけです。そしてバベルの門をたたき、訳書を出版する機会に恵まれました。

Q2 最近の翻訳で最も印象に残った作品、仕事は?

A2 私が敬愛するアメリカの作家スティーブン・キングは高齢ながら新作を次々に発表していますが、翻訳出版は全く追いついていません。したがって私が読むのは原書です。仕事としては、修了作品で、”Finance for Kids”という作品の指導を担当しました。この本は小学生のうちから子供にも金融の知識を学ばせるべき、という趣旨の本ですが、大人の私にもとても参考になりました。「単に安い、セールだからという理由でものを買ってはいけない」、「買い物を我慢すればそれが貯金したことになり、つまりは将来のための投資になる」といった、大人にとっても痛いところをつくヒントにあふれています。

Q3 今後、どんな翻訳をしていきたいですか?

A3 翻訳の仕事としては実務やノンフィクションがほとんどだと思いますが、そもそもの夢だったエンターテインメント系の小説も訳してみたいと思っています。

Q4 未知の知(書籍)を発掘し、出版社に提案、翻訳していこうとする「知求翻訳図書館」の試みについて想うところは?

A4 そもそも、このようなプロフィールを書かせていただいたことで、これまで自分自身が何をしてきたか、翻訳とどのようにかかわってきたかなど、終活ではないですけれどいろいろと思い起こし総括することができました。また、今後新たなワークショップも企画されていますが、自身の訳したい本をこの図書館で提案することで、思いもかけない出版の機会を得られる可能性のあることも知り、これからさらに翻訳のキャリアを重ねることができるかもしれないという可能性も見えてきました。感謝しています。

(プロフィール)
諫早佳子(いさはやよしこ)
東京外国語大学英米語学科卒業。大学卒業後自動車会社に就職し、資料の英訳、外国人研修生のアテンドなどを経験。退職後、在宅で翻訳業務や大学受験生向け添削指導に従事し、バベル翻訳家養成講座受講後、バベル翻訳大学院にてインストラクター、カウンセラーに従事。並行して在宅で特許翻訳に取り組む。