NEW! 投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話14 影武者 2026年3月7日 南北両大陸に挟まれた中米には、パナマなど7つの国がひしめいています。そのうちの一つにエルサルバドルという小さな国があります。人口は600万人余りで、面積も日本の九州の約半分程度です。中米の工業国と称されていましたが、1969年にサッカー試合が元で勃発した隣国、ホンジュラスとの戦争後、極右テロや左翼ゲリラが跋扈し、身代金... M管理人
NEW! AI活用文章術 実践編AIライティングAIと人間の共同執筆文章推敲 実践編 第9回 AI時代の小説執筆術 2026年3月7日 ――ChatGPTを「共作パートナー」に変える4つのステップ 「いつか、自分の小説を書いてみたい」。そう願う人は少なくありません。しかし、多くの人が途中で筆を折ります。物語を書くとは、終わりの見えない「自分との対話」を続ける孤独な作業だからです。 そこに現れたのがChatGPTをはじめとする生成AIです。AIは、もはや... M管理人
投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話13 英雄 2026年2月22日 英雄というと皆さんは何を想像されますか。日本のやまとたけるのみこと、ギリシャ神話の大英雄ヘラクレス、トロイア戦争で奮闘するアキレス、さらにはフランスのナポレオン皇帝などの人物を想像されるかもしれません。音楽好きの人はベートーヴェンの交響曲第3番やショパンのポロネーズ第6番などを連想するでしょう。私の場合は、同級生だった... M管理人
投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話12 南天 2026年2月6日 お祝い事などの花束や生け花によく赤い実が彩を添えています。我が家でもベランダに置いた鉢に植えた小さな木が、秋になると鮮やかな朱色の実をたわわに実らせてくれます。空に向かって枝をしならせて群生すると、それをついばみに小鳥が飛んできます。いずれも秋の風物として目を楽しませてくれます。しかし、赤い実と言っても、いろいろな種類... M管理人
AI活用文章術 実践編翻訳-創作距離スケール距離5段階スケール文章再構成 実践編 第8回 翻訳と創作のあいだを設計する 2026年2月6日 ――AI時代のためのバベル式<翻訳―創作>距離スケール 「これは翻訳ですか? それとも創作ですか?」 AIを使って文章を書いていると、一度は、必ずこの問いを投げかけられます。 他人から、あるいは自分自身から。 原文に忠実すぎると「機械的だ」と言われ、思い切って書き直すと「それは翻訳じゃない」と言われる。 その間で、手... M管理人
サンプル 和歌論子規以後文化は人間の問題 和歌が終わった理由を、まだ誰も本気で言っていない 2026年1月30日 正直に言う。 和歌は、最近ダメになったわけじゃない。 かなり前から、ずっとダメだ。 「近ごろ和歌が振るわない」とか、そういう生ぬるい話ではない。 万葉以来、本当に別格だったのは、実は一人しかいない。 藤原実朝。 それで終わっている。 ここを認めない限り、議論は一歩も進まない。 実朝は、三十にもならずに死んだ。 これがど... M管理人
投稿スペース 翻訳こぼれ話 翻訳こぼれ話11 引力 2026年1月22日 年末から新年にかけて忘年会やクリスマスパーティ、新年会など会食の機会が増えます。また、それとは別に一定の年齢、とりわけ定年退職後は昔の学友や元同僚などとの食事会や飲み会が多くなります。春秋の同窓会や職場の仲間会、旧友たちとの温泉旅行や宴会、月例ゴルフの後の会食など挙げたらきりがありません。酒を熱く飲みながら旧交を温める... M管理人
サンプル 内省女性独白時間感覚 壁のしみ 2026年1月13日 一月の半ばだった。冷たい雨が降り、窓ガラスは白く曇っていた。部屋の中には電気ストーブの低い唸りと、アロマキャンドルのかすかな匂いだけが漂っている。私は椅子に腰を下ろし、開いたままの本を膝に置き、文字を追うでもなく、ページの上に視線を遊ばせていた。 炎が揺れ、その揺れが壁に淡い影を落とす。影は形を持たず、ただ、そこにある... M管理人
サンプル 現代倫理鏡と良心 マーキーム ― 鏡の中の告白 2026年1月13日 第一場:銀座・クリスマスの午後 「うちはね、いろんなお客さんが来るんですよ。」 老舗アンティークショップ〈グレイス堂〉の店主は、 銀座の裏通りに沈んだ薄暗い店内で、 まるで監視カメラのレンズ越しのような目つきで笑った。 表通りでは、ブランドショップのショーウィンドウが “今年の成功”を無言で誇示している。 だが、この路... M管理人
サンプル 階級のまなざし光と影自己演出社会 ガーデン・パーティー ― 光の庭、影の通り 2026年1月13日 雲ひとつない日曜日の朝だった。 空は薄く、柔らかく、溶けかけた金属みたいに街の上に広がっていて、ガラス張りのビルも、街路樹の若い葉も、同じ方向へ顔を向けて光を返していた。見られることを前提にした光――そんなふうに思えて、ローラは少し胸が高鳴った。 高台に建つシェリダン家の白い三階建ては、その光をためらいなく受け止めてい... M管理人