シンガポールで金融機関に勤める ジニア・チェンさん

ジニア・チェンさん

 私は子供の頃から語学と異文化に大変興味を持ち、英語から始め、日本語、韓国語、広東語などを学びました。幸い奨学生として立命館アジア太平洋大学に留学し、英日バイリンガルの教育環境に恵まれました。在学中日本語能力試験1級に合格して日中通訳の授業を受けました。 またTOEICで満点を取り、TESOL英語教授法を習い、ボランティア活動や学生会議で英中通訳にも挑戦しました。大学では国際経営専攻の為英文で卒業論文を書き、外資系金融機関に就職して海外向けのチームに配属されたので、日本語のコミュニケーションが大部減っていました。 シンガポールへ転勤して以降、会社の公用語が英語になった為、残念ながら日本語で読む、書くことのアウトプットが無なっていました。ある日株主総会招集通知や決議事項を日本語から英語に翻訳するタスクに指名されましたが、金融、会計、法律分野の語彙力が足りないことから勉強不足を痛感しました。 しかしシンガポールで私のレベルに対応できるスクールが見つからず、語学力を上達させる手段で悩んでいました。 東京にいた頃からバベル大学院(USA)のことが知り、シンガポールでまた翻訳修士の広告を見た時早速入学することを決めました。私の勤務時間は朝早くて一日が長く、また定期的出張がある為利便性を第一に考えました。通信教育なら自分のペースで調整でき、多忙の社会人にとって最適な勉強方法だと思います。語学力の上達を図り、また翻訳力と要約力を習得したい為「金融・IR翻訳専攻」を志望しました。仕事で活かせるスキルを身につけ、投資家関連業務に移動されることや、さらにステップアップして通訳を学ぶなど自分の可能性を広げることを期待しています。  

]]>

IR翻訳を専門的に学びたい 前田 雅代

前田 雅代

バベル大学院を選んだ理由については、第一にIR/金融翻訳の専門コースがあったことが挙げられます。元々経理や財務には興味がありましたが、大学在学中に、米企業のIRを研究する機会があり、日本の一般的な株主報告書との違いに、とても興味を持つようになりました。 その後、日本でもIFRS(国際会計基準)などの導入を控え、各企業がIRを積極的に発行するようになったことを知り、個人的にスターバックスなど日本に進出している企業のIRを勉強し、その翻訳についても需要が高まると予想される中で、IRを専門的に学べる翻訳学校はまだ少なく、ぜひバベル大学院にて学びたいと考えました。  また、ワーキングスカラシップ制度があることも、バベル大学院を選択した理由の一つです。アメリカの大学在学中も、スカラシップを取っており、単に学ぶだけではなく、同時に職務経験も積むことができるワーキングスカラシップの制度をぜひ利用したいと考えました。

]]>

バベル翻訳大学院(USA)と私 クラーク真理さん

クラーク真理さん

どうして人は本を読むのでしょうか。本は未知の世界を紹介してくれる一番身近な手段だからではないでしょうか。学生時代寝食を忘れて読んだコナン・ドイルのシャーロック・ホームズのシリーズやアガサ・クリスティーの数々の著作、また最近ではイアン・ランキンのリーバスシリーズ。私の読んだ推理小説ばかりではなく、本は未知の世界、文化を体験できるすばらしい道具です。小説に出てくる人々はその舞台の土地で生活しています。そして文化、政治、習慣、物の考え方、社会問題などそこに生きる人々の情報が沢山つまっています。また、専門書には自分の知らなかった最新の製品・商品・判例・音楽のトレンド、リサーチの結果、政治・宗教の動き等など世界の各地で起きている情報がつまっています。

イギリスに移り住んで最初の数年は日本やアメリカとの感覚の違いに驚き、腹立ちこれがかつて天下をとった大英帝国かと親しくなった人達に議論を吹っかけてみたりもしましたが、長く住んでいるうちにどうして今のイギリスがこうあるのか少し分かった気がします。また、言語は日々変わっていくもので、例えばこんな発見もあります。日本では食事の後の「デザート」と言いますが、こちらでは「プディング」と言います。が、本当は歴史があり、「プディング」は暖かいもの、「スウィート」は冷たいものそして「デザート」は果物なのです。そしてこれはある特定の階級にあてはまることで、イギリス全般にいえることではありません。この様にして学んだ文化を日本にいる人達になんとか紹介する方法はないものかと考えた時にバベルの翻訳大学院のことを知りました。バベルは随分昔から翻訳の勉強をする人達にとっては知られた学校です。そして、アメリカの認定を受けた修士号が通信教育で取れるのです。これはまたとないチャンスだと思いました。

先輩方の経験談を読んではいましたが、いざ勉強を始めてみると、フルタイムで働く家族持ちにとっては課題をこなすのは大変でした。時には数ヶ月間のあいてしまう時もあったのですが、学校は辛抱強く、私が課題をこなして単位を修得するのを見守ってくれました。まず最初に取り組んだ英文法のクラスでは、今まで気づかなかった文法上の法則を発見しましたし、単語編では英語の原書と日本語の訳とのズレを見つけ出すことを通して単語のもつ意味について考えさせらせました。また、課題のなかには実際に裁判所に出向き特定の書式をもらってくるというのもあり、普段の生活には関係のない裁判所に行って担当の人と話しをするという機会にも恵まれました。また、インターネットに注目したコースワークはリサーチに多くの時間を割く必要のある翻訳業を目指す者にとってはとても役にたつものでした。

海外に生活するというまたとないチャンスを生かし、海外の文化を日本に伝える。この大業に向かって今卒業プロジェクトに取り組んでいます。

]]>