最近の風潮を見ると、自信を失ったかに見える日本の行く末が不安になります。
国を愛しているか、との若者への質問にYESと答える割合が先進国中の最低、PISAの国際学力では、トップクラスに帰り咲きながら、そのやる気の無さは先進国のトップ、また、留学して世界に雄飛しようとする若者の数は、韓国、中国本土、台湾にどんどん追い抜かれている日本。
そんな、覇気のない日本を挽回しようと考えているのは私だけではないでしょう。
また、一方では、中国、韓国の中傷、プロパガンダに右往左往する日本。それぞれの国のお国事情で格好な外敵、悪者とされて反撃できない、自虐的歴史観に犯された日本人。
そんな時代に、正しい歴史認識の下で、日本の自信を取り戻す必要があるように思います。
http://relit.biz/kn2711/1521
http://relit.biz/kn2711/2521
故 村山 節(みさお)さんの「 文明800年周期説」や、トインビーの歴史観をとり上げるまでもなく、今、歴史は西欧合理主義から東洋の智へと大きな転換期を迎えています。
東洋の中でも日本は、儒教、仏教、道教、禅、神道という思想哲学の集積地、‘たまり’文化といわれる地域。全てに神を感じ取り、清く明るい志を持ち、見えないものを見、全ては自分の内にあると内省する日本人。
まずは、この素晴らしい日本を正しく認識するところから、日本を世界に発信することができるのでしょう。
では、翻訳者として我々は何ができるのでしょうか。
まずは、日本の正しい姿を伝える様々な書籍、情報を英語にして、日本の真の姿を世界に伝える、そんなところから始まるのかもしれません。
本日は, これを担う今注目の新進気鋭の経営コンサルタント、鳥内一浩さんをご紹介します。世界トップと言われるマーケティングの神様、J.エイブラハムを日本に招請するなど、西欧流のマネージメント、ビジネステクノロジーに理論と実践両面に知悉しながら、今は
日本精神に根ざす日本型経営を‘日本発 新資本主義経営’として世界に普及しようしています。
以下、膨大な鳥内さんの抱えるコンテンツの中からその一部をご提供いただきました。本日は第一回とし、4回にわたってこのコーナーで紹介いたします。
第一回レポート
こんな世界に誰がした?
http://www.realinsight.co.jp/2012/report/report1revival.pdf
レポート1補足動画(1)リーマンショックとは何だったのか
https://www.youtube.com/watch?v=5SjIUeMb0G8
レポート1補足動画(2)誰も知らない、戦後最長の景気
https://www.youtube.com/watch?v=xPXvlZYzCK0
日本の世界に果たす役割を考えると、「日本発 新資本主義経営」をはじめ、鳥内理論を世界に広めることはどれほど重要なことか、多言を弄することではないでしょう。
鳥内さんを更にお知りになりたい方は以下をご覧下さい。
■日本人のための真のメディア http://realinsight.tv/
■鳥内浩一最新刊『「コラボ」の教科書』http://amzn.to/Xr5C6t
■facebook(個人) http://www.facebook.com/toriuchi
■会社facebookページ http://www.facebook.com/hirokazu.toriuchi
バベルではこれまで、こうした日本、東洋に根ざす経営思想、その関連書籍として、老荘思想の泰斗である田口佳史さんの『東洋からの経営発想』、『清く美しい流れ』、経済ジャーナリスト、浅井隆さんの『人類の運命』, 思想家、田坂広志さんの『目に見えない資本主義』、『未来を予見する5つの法則』等々の書籍を英訳出版してきてはいますが、未だ、微々たる量です。
https://www.babel.co.jp/edualum/je.html
前号でお伝えしておりますように、政府は日本の人文科学、社会科学、自然科学などに関する書籍の英訳を国費で支援し、海外に発信する事業に乗り出すとのこと。これは安倍政権が重要課題に位置づけている対外広報強化の一環だそうです。翻訳対象を選ぶ有識者による委員会を設置し、今年度は約8,000万円をかけて10~100冊程度の本を翻訳し、海外の図書館や研究機関に提供するとのことです。日本の魅力を発信するために、古典ではなく、専門書から一般書までをノンフィクションを対象にするとのこと。フィクション、サブカルチャー系は対象外です。
いずれにしても、中国の対外広報予算が数千億円とも言われるなか、寂しい話です。
歴史認識をめぐり、中、韓が日本を批判、反日教育を強めている中、本気かと言いたいのが率直な印象です。
BABEL UNIVERSITYでは、これからも、日本を英語で発信するプロジェクトによりいっそう注力していきたいと考えます。そのために、英語で発信するための日英翻訳出版講座、Plain English講座等を土台に、様々な英訳プロジェクトを立ち上げ、2015年は本格的に、日本のほんとうの姿を世界に伝える書籍を英訳し、世界に発信していきたいと考えています。2020年、オリンピックイヤーはあくまでも通過点、近視眼的にならないよう淡々と
進めていきたいと考えます。
結びに、多摩大学大学院教授、元内閣官房参与、思想家の田坂広志さんのバベルに寄せられたことばをお読みください。
『21世紀、この日本という国が世界に対して為すべき貢献は、何か。それは、決して「経済的貢献」や「政治的貢献」だけではありません。何よりも求められているのは「文化的貢献」であることを、我々は知るべきでしょう。
なぜなら、歴史的視野で見るならば、いま、世界全体の「知の潮流」は、西洋的な知のパラダイムから東洋的な知のパラダイムへと、螺旋的発展による弁証法的回帰を遂げつつあるからです。特に、東洋の知のパラダイムの中でも、日本的精神は、高度に洗練された禅の思想を始め、自然(じねん)の思想、縁(えにし)の思想など、世界が学ぶべき深みを持ち、その成熟した日本文化は、これから世界に対して大きな影響を与えていくものとなっていきます。
すなわち、21世紀は、日本が欧米の文化を輸入し、学ぶ時代から、欧米が日本の文化を輸入し、学ぶ時代になっていきます。そうした時代に、日英・英日翻訳のプロフェッショナルの道を歩まれる皆さんには、単なる「職業的責任」を超え、「歴史的使命」と呼ぶべき役割が与えられています。
特に、日英翻訳の世界は、いまだ未踏の荒野であり、あらゆる困難を超え、誰かがこの荒野を切り拓いていかなければなりません。その困難は、単に「日本語を英語に訳す」という技術的な困難ではなく、「日本的な精神や文化の神髄を世界に伝えるための新たな言語のスタイルを生み出す」という困難に他なりません。一人の著者として、その格闘を続けながら願うのは、皆さんの中から、そうした荒野に道を切り拓く「多くの同志」が生まれてくることです。それは、困難に満ちた道でありながら、一人の人間が人生を賭するに値する、素晴らしい道であることを信じています。今日が、皆さんにとって、その「輝ける道」への第一歩となることを祈りつつ。』
– 副学長から聞く - 翻訳専門職大学院で翻訳キャリアを創る方法
海外からも参加できるオンライン説明会
◆ 卒業生のキャリアカウンセリングを担当する副学長が、入学及び学習システムからカリキュラム、各種奨学金制度、修了生の活躍、修了後のフォローアップなどを総合的に説明いたします。
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