説明
★内容★
<君の顔があの天才の顔なのか?>
生前に描かれた唯一の肖像画といわれる謎の絵をめぐり、10人の学者と1人のジャーナリストが、美術史的分析、文学的推論、科学分析、古字体学等、あらゆる角度からその真贋を全力追求した究極の推理小説的レポート
<あの有名な絵は偽物?>
世に知られていないエリザベス朝の詩にこめられたメッセージ等、シェイクスピアの作品をちりばめながら進む検証の数々。肖像画そのものと、シェイクスピアが生きた時代の演劇界について、今までにない様々な興味深い考証がなされたファン垂涎の一冊。
★著者★
カナダ人ジャーナリスト。作家。モントリオール生まれ、モントリオール、オタワで育つ。ハリファックスのキングズカレッジでジャーナリズムを専攻後、ロンドン大学のカレッジ、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで学び、経済発展論で修士学号を取得。1993年カナダのグローブ・アンド・メイル紙国際面の担当記者としてキャリアをスタートした。現在は、南アフリカのヨハネスブルグで同紙のアフリカ特派員として活躍中。アフリカ地域の多くで起こっている戦争と政治不安の記事を書く一方、健康、社会、アフリカでのエイズ流行が招く誠司への影響を自信の主な取材対象としている。『シェイクスピアの顔』はカナダ在住の2001年に発表された。他”Promised The Moon”(2004)、”28:Stories of AIDS in Africa”(2008)がある。
★翻訳者 長井さんからのおすすめ★
シェイクスピアの顔といえば私たちの脳裏には、教科書や参考書でお馴染みのあの顔が浮かぶ。しかしこれは死後数年経って作られた肖像で、実際に彼がどんな顔だったのか、実は何も分かっていないのだ。今回出版された『シェイクスピアの顔』は、ある一家に代々伝わり、四百年間門外不出となっていた「シェイクスピア三九歳時の肖像画」が、初めて現代の科学的検証を受けた経緯を述べたものだ。今まで見たことのない若々しい顔! これが本当にシェイクスピア生前の顔なのか? 科学者が謎解きを進める合間に、シェイクスピア学者たちはシェイクスピアの作品やエリザベス朝の風習、当時の社会情勢などなど、様々な視点から解説を加える。肩のこらない謎解き本だ。
タイトル:シェイクスピアの顔
著者:ステファニー・ノーレン
訳者:片山 春美、萩原 信恵、 村松 麻由美、吉成 淳一
監訳:長井 芳子
ISBN:978-4-89449-087-1
出版社:バベルプレス
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