説明
★内容★
欧米人も驚嘆した格調高い英文で書かれた岡倉天心の「The Book of Tea」を新訳で皆さんにお届けします。初版は1906年。かの岡倉天心によって英語で書かれ、ニューヨークにおいて2か国語で出版されました。日本の思想、文明、歴史などを、茶道を通して天心が世界へ発信しています。
すでに多数の翻訳が出版されていますが、この訳では天心の文章の奥に広がる世界を、分かりやすく解説する「注」を多めにつけて、読みやすくなっています。2010年ますます混沌とした時代に入っている今、改めて皆さんに読んでいただきたい作品です。
日本人の良いところ、「豊かな感性」「謙虚さ」「努力する姿勢」などを今一度見直していただく機会になると思います。
★著者★
岡倉 覚三 (カクラ カクゾウ) = 天心 1862-1913
横浜の貿易商、岡倉勘右衛門の次男として生まれる。幼児期より家庭教師について英語を学び、当時新設の東京外国語学校で語学の勉強を続けた。新世界を知る手がかりとして英語を学び、日本の文学、美術文化の源流の言語として中国語の勉強もする。この興味の二面性が、覚三の人生を作りあげる支柱となった。1877年、東京大学後、フェノロサに師事し、
美学の研究を始め、東洋美術の研究に深く傾倒する。東京美術学校校長時には、横山大観、下村観山、菱田春草、木村武山といった日本画の大家を輩出。後に、横山大観らと日本美術院を創立。ボストン美術館東洋部長としても、国際的に名を知られた。学術文庫に『東洋の理想』がある。
タイトル::「THE BOOK OF TEA」 茶の本
著者:オカクラ カクゾウ
訳者:石崎 美香子、小栗 千津子、小林 佑吉、長谷川 由布子
監訳:小林 町子
ISBN:978-4-89449-095-6
出版社:バベルプレス
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