説明
★内容★
富と美ぼうにめぐまれたドリアン・グレイは、ある画家に肖像画を書かせた。それは素晴らしい画で、まるで生きているような不思議な魅力があった。ところが、不思議なことが起こった。ドリアンは、ある友人の影響で、次第に「快楽」と「悪行」の道に入ってしまい背徳の生活をおくる。しかし彼の美しさは変わらない。輝くばかりに晴れやかである。何年たっても若さも衰えない。一方、肖像画のほうが、彼のすさんだ生活そのままに、少しずつ醜く変わっていった。とうとうドリアンはある乙女をもてあそび、ついに自殺に追い込んでしまった。この時、肖像画の顔は、見るもおぞましいほど、邪悪な残忍な表情を浮かべていた。その後も、彼の悪行が増すにつれ、肖像もいまわしく変わっていった。ある日、ドリアンは肖像画を2階の学生時代の勉強部屋に隠した。やがて、ドリアンはこの肖像を抹殺しようと決意した。彼は絵をナイフで突き刺した。悲鳴を聞き、駆けつけた人々が見たのは、若く美しいドリアンの肖像と、その前に倒れた、老いた、いやらしい容貌の男であった。男の胸にはナイフが刺さっていた。
★書誌情報★
出版社 : バベルプレス (2014/12/24)
発売日 : 2014/12/24
言語 : 日本語
ペーパーバック : 166ページ
ISBN-10 : 4894495155
ISBN-13 : 978-4894495159
寸法 : 14.81 x 0.97 x 21.01 cm
発売日 : 2014/12/24
言語 : 日本語
ペーパーバック : 166ページ
ISBN-10 : 4894495155
ISBN-13 : 978-4894495159
寸法 : 14.81 x 0.97 x 21.01 cm
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