説明
★内容★
シャーンティデーヴァの言葉は、ありふれた日常で、私たちが忘れかけている道徳心、他を受け入れて思いやる心、全てに平等に接する温かい心、このような菩薩の心を持って生きることの素晴らしさを伝えている。
1300年前の古代から読み継がれている「入菩薩行論」。日本ではあまり知られていないが、聖書のような位置づけ。これまで翻訳されたものは、一般の方が読むには解説が多かったり、難解であったり・・・。
本書では、シャーンティデーヴァの美しい詩のような言葉を前面に出して、仏教経典の雰囲気を残しつつも読みやすく訳され、優れた仕上がりになっている。「付録」も見逃せない。シャーンティデーヴァの生涯や、仏教用語を説明した「註」も充実している。
多くの日本人に、今、シャーンティデーヴァの言葉を伝える事は、監修者の長澤氏の運命的な使命のようだ。本書の出版は、長澤氏の様々な偶然の一致(必然)や不思議な体験に導かれている。
★著者★
【シャーンティデーヴァ】
偉大なるシャーンティデーヴァは、インド南部の王国、サウラーシュトラに生まれる。国王カリヤーナヴァルマンの子で、幼名をシャーンティヴァルマンといわれた。
幼い頃から仏陀を敬い、ごく自然に大乗仏教に親近感を抱き、宗教教育者や僧団を崇敬していた。そして、師であろうと使用人であろうと、すべての人に恩恵を施し、身分の低い者や病人、貧窮者を心から気遣って世話をした。
自己啓発。道徳。
読者層:仏教に興味がある方。一般にも
文学作品のように読むことができる。
定価:1,900円+税
著者:シャーンティデーヴァ(寂天、中観派僧侶)
訳者:寺西のぶ子
監修:長澤廣青(株式会社アールアンドダブリュー社長)
判型:四六版ハードカバー
頁 :399ページ
ISBN:978-4-89449-123-6
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