説明
★内容★
ごく当たり前のアメリカの12歳の少女たちの物語。親友のふたりにもう一人の親友が登場?もとの親友との間に少しずつ亀裂が生まれ、最後に大喧嘩。子どもなら誰でも悩むことが物語の中心です。もちろんボーイフレンドのことも。自然でみずみずしいタッチで子どもたちの毎日をジュディは描いていきます。そして友達の大切さを実感させ、「友達でいるためのルール」を自然に教えてくれます。
親たちの別居、そして気がつかなかった大人と自分たちのものの考え方や見方の違い。大人や先生を敵視し始める年齢であり、大人になるのを怖がる年齢です。そこここに「うつ病」など深刻な原因が潜んでいます。でも友達がいれば。「友達でいるためのルール」…。これこそ今の日本の子どもたちに欠けている点ではないでしょうか。教わるのでなく自然に実感していく子どもたちが期待できます。
★著者★
ジュディ・ブルーム(Judy Blume)
アメリカでは最も人気のあるヤングアダルト作家の一人。ニュージャージー州エリザベスで幼小時代を過ごす。ニューヨーク大学で教育学士の資格を取得。1969年”The One in the Middle is theGreen Kangaroo”で作家デビュー。その後、現在にいたるまで90以上の賞を受賞している。ニューヨークタイムズ誌でナンバーワンのベストセラー作家であり、彼女の作品は20ヶ国語以上に翻訳され、世界中で7500万部以上を売り上げている。
執筆活動以外でも、慈善で教育支援を行う「The Kids Fund(キッズ・ファンド)」の設立者で理事、また「Author’s Guild(作家組合)の委員も務めるなど精力的に活動を行う。「The National Coalition Against Censorship(検閲に反対する文学者団体)」では知的自由を守るために戦っている。現在は新作を執筆中。
タイトル:一緒にいようよ!
著者:ジュディ・ブルーム
訳者:中山利野
ISBN:4-89449-053-6
出版社:バベルプレス
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