説明
★内容★
前作『グース・ガール がちょう番の娘の物語』の主人公アニィ(王女・イシィ)の親友エナが主人公です。前作同様に巧みなストーリー展開でページを繰る手が止まらなくなる良質なファンタジー。
舞台はベイヤーン王国と隣国ティラ王国との戦場。思いのままに物を燃やせる力 を身につけたエナは、その力を正義のために使おうとするが、逆に別の力に征服されそうに…。
はたしてエナはこの能力をコントロールできるようになるのか。
この部分の感情描写は真に迫っていて、その力に溺れまいと苦悩するようすが、感情豊かに表現されていて、単なるファンタジーというだけではなく、火を操る運命を背負った少女の、成長物語としても読むことができます。
『グース・ガール』の仲間たちとの友情や、エナの恋も見逃せません。
<ベイヤーン国の物語シリーズ>
第一弾 グースガール がちょう番の娘の物語
第二弾 エナ 火をあやつる少女の物語
第三弾 ラゾ 川の秘密
第四弾 リン 森の娘 樹と心をかよわせる少女の物語
★著者★
シャノン・ヘイル
シャノン・ヘイルは、29歳で 本作品の『THE GOOSE GIRL』 によって出版デビューしました。
これが好評を博し、以後、ENNA BURNING 、RIVER SECRETS と続いた三部作で、評価を確立しました。
その後 PRINCESS ACADEMY が、世界で最も権威ある児童書の文学賞とされるニューベリー賞の2006年度のオナーブックに選出され、同作品はニューヨーク・タイムスのベスト・セラー入りも果たします。
さらに、大人向けの初の作品 AUSTENLAND も出版しました。夫との共著で子供向けのグラフィック・ノベルのシリーズも手がける彼女は、これからがますます期待されるYA作家の一人だといえるでしょう。
タイトル:『エナ~火をあやつる少女の物語』
著者:Shannon Hale(シャノン・ヘイル)
訳者:石黒美央、上山さとこ、柴田真木子、須田智之、谷口みはる、西沢有里
監訳:中原尚美
ISBN:978-4-89449-120-5
出版社:バベルプレス
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