説明
★内容★
近年、野生動物たちが「絶滅の危機に陥っている」とよく耳にします。 事実、その膨大な数にもかかわらず、私たち人間の生活が多様になるにつれ、野生動物の生息数が減り続け、種の保存に必要不可欠な移住という行ないが妨げられているのです。それは陸上だけにとどまらず、空路、水域で起こっているのが現状です。
こうした野生動物の「移住」に焦点をあてて書かれたのが本書です。 著者であるプリンストン大学の生態学教授デイヴィッド・ウィルコブ氏は、生動物の生態の変化を憂慮し、世界中で移住する動物(渡りをする生き物、移動する哺乳類、回遊魚を総称して)が劇的に減り、また「移住」自体が消えていく現象に警鐘を鳴らしています。
本書は空・陸・水の3部に分かれており、各章ごとに比較的わかりやすい動物を取り上げて、著者とその他の生態学者たちが実際に体験した調査を踏まえて、動物たちの驚くべき仕組みを紹介しています。
★著者★
デイビィッド・S・ウィルコブ(David S.Wilcove)
プリンストン大学教授。専門は生態学、進化生物学、公共問題。ニュージャージー州オ
ーデュボン協会理事。ダーウィン科学アドバイザリー協議会、ガラパゴス・コンサーバ
ンシー委員など。野生生物保護における世界的権威。生物多様性の保護、特に、絶滅の
危惧される種、渡りをする種および原生域を守るための革新的な手法の開発を焦点に研
究する。著者に”The Condor’s Shadow:The and Recovery of Wildife in America”が
ある。そのほか科学雑誌、一般誌への寄稿は多数。
タイトル:NO WAY HOME
著者:ディビィッド・S・ウィルコブ
訳者:加藤恵子
ISBN:9784894491045
出版社:バベルプレス
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