説明
★内容★
さて、ビタミンDの力とはどんなことだろうか。骨を丈夫にするビタミンくらいにしか認識していない人が多いのでは。ところがビタミンDは健康と寿命にすごいパワーを発揮するものであることが、本書では実例を交えて分かりやすく説明している。
日本においてもビタミンDの研究が近年進められ、東京慈恵会医科大学准教授浦島光佳氏、日本薬科大学教授新木敏正氏が本書の推薦文の中で以下の効果について述べている。「ここ数年の研究で癌、心臓病、高血圧、脳卒中、糖尿病、うつ病、パーキンソン病や多発性硬化症などの神経難病、リウマチ、結核やインフルエンザなどの感染症など、ビタミンDの血清濃度が低いと実に多くの疾患発症リスクが高くなることが示唆されている。
なんと17種類にも及ぶがんのリスクを低下させる効果を持っていることも明らかになっている。今まで全く治らなくて半ばあきらめていたアトピーが完治したなどなど、ビタミンDには優れた力がある。」
ビタミンDがこのように優れたものであるとあまり知られていないのでは。
本書を読み進むにつれ、今まで知らなかったビタミンDのパワーに驚かされる。そしてビタミンDは太陽の光から90%近く摂ることができるのだ。これも驚きだ。
確かに子供のころは夏には海や山で日焼けすると風邪を引かないと、親からいわれていたことが、うなずける。
最近のようにインフルエンザで学校閉鎖になることなどなかった。ところが近年では、紫外線の負の要素である皮膚がんの発症などから、夏には日焼け止めを塗り、
日傘を差し、長袖の洋服を着て太陽の光を浴びないようにしている。どうも疑問に思えてくる。ビタミンDの優れた力を知り、太陽が与えてくれるビタミンDをたっぷり摂取することで、より健康な暮らしができるとしたら、素晴らしいことだ。そしてそれは現実のことなのだ。
何より太陽の光は「タダ」である。そして世界中の子供たちに平等に与えられている。明日から、朝起きたらすぐに太陽の光を浴びることにしよう。
★著者★
あらゆる人のビタミンD 値が安全なやり方で正常な値に、そして願わくは最適な値になるようお手伝いすることで、わが国の、いや全世界の人々の健康を増進できる可能性を考えると心がわくわくします。
この「ビタミン・ホルモン」の全ての恩恵によって、人々の生活の質が改善され、健康的な生活を送れる年月がより長くなることを、私は心から望んでいます。
読者のみなさんをこのビタミンD アドベンチャーへお連れできると思うとうれしくてたまりません!
安価で簡単に手に入るこの「ビタミン」への期待に、みなさんが私と同じように胸を膨らませてくださることを願っています。
タイトル: ビタミンD革命~日光の恵み ビタミンDの力
著者:ソラム・カルサ
訳者:池田治彦
監訳:古川奈々子
サイズ:18.8 x 12.8 x 2.4 cm
頁数:233ページ
ISBN:978-4-89449-107-6
出版社:バベルプレス
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