説明
時空を超えた壮大なヴィジョン
壮大な宇宙の響きに耳を澄ませよう
地上の樹木や建築物、天文台、渓谷、海辺、砂漠の奇岩などを前景に、天の川やオーロラなど空の魔法を捉え、数々の星景スペクタクルを収めた。まるで別世界のような光景とともに、専門フォトグラファーの撮影技術も公開する。
宇宙の始まり、天体の不思議、生命の起源……
夜空を見上げて、遠い星に想いを馳せよう
ご推薦いただきました——————————-
地球のいろいろな場所から見上げる美しい星空。彼方に広がる壮大な時空間が、様々な地上風景を前景に見事なまでに切り取られ、圧倒的な神秘と美しさで迫り来る写真集。本書は、まさに日常では体感できない新たな「夜の発見」へ誘う、宇宙への入り口である。
渡部 潤一[国立天文台上席教授、国際天文学連合副会長]
かつて夜空は暗く、人々は星々や極光に神秘を感じて暮らしていた。
科学は、星々や極光は単なる神秘ではなく、それぞれに壮大な物語があることを解き明かしてきた。もう一度夜空を見つめて、私たちが宇宙の壮大なストーリーの中に地球とともにいることを実感できたら素敵だと思う。
井田 茂[東京工業大学教授・日本天文学会会長]
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時速10万7000kmで移動する地球に100万光年の遠くから星の光が届く奇跡。宇宙を知ることは、生命の成り立ちを考えることでもある。宇宙はどれくらい広いのか、星の生まれるところ、死ぬところ、ブラックホール、ダークマター、重力波、地球外生命の探索など、宇宙の謎に挑む科学者たちによる成果をわかりやすく解説し、プロカメラマンによる息を呑むような星空をとらえた写真を170点以上収めた。
[目次]
天空の発見
ストーンヘンジ、コペルニクス、そして現代天文学
北極圏
⦿天上に燃える火――オーロラ・ボレアリス(北極のオーロラ)――北極光の魔術
⦿世界最強の狩人――オリオン座とその星雲
⦿夜空にきらめく羅針盤の針――北極星
北半球
⦿夜空をめぐる古代のドラマ――北半球の星座と天の川
⦿星が生まれるところ、死ぬところ――星雲のタイプと特徴
⦿想像を超えるスケール――宇宙はどれくらい広いのか?
南半球
⦿天上に輝く八分儀――南半球の星と自然現象
⦿そこに誰かいますか?――地球外生命の探索
⦿銀河系の中心部に秘められた謎――ブラックホール
南極圏
⦿万年氷にまたたく光――南極地方で行われる天体観測
⦿目に見えない謎の物質――われわれの宇宙のダークマター
撮影術について
⦿天文写真にかける情熱――制作の舞台裏
⦿撮影協力
索引
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